園舎建築と合わせた園庭整備

 園庭づくりのプロフェッショナルに、園庭の監修を依頼しました。

 「日本で最初のプレーリーダー」としても有名な天野秀昭氏は、元・大正大学の子どもコミュニティーコース特命教授、NPO法人「園庭・園外での野育を進める会」理事長、NPO法人「日本冒険遊び場づくり協会」理事、NPO法人「プレーパークせたがや」理事で、これまでも全国の幼児施設で園庭づくりに関わってこられた方です。

 

 明星幼稚園の保育の根底にある、フレーベル教育が大切にしている、「あそびの中で子どもが育つ」という、自由保育の理念と合致します。

自然溢れる環境で、豊かなあそびの場を提供してまいります。


帰ってこられる場所

 新園舎の2階には、創立者を一とする「日本基督教団 山口教会」の礼拝堂があります。

 2023年度から毎週日曜日の朝に子どもたちの集まる「教会学校」が再開しました。現在、在園・卒園家庭を中心に、毎週7名前後の子どもたちが集まっています。夏のカレーパーティーや、クリスマスツリー点火式、クリスマスなどの行事には、20名以上の子どもたちが集まることもあります。幼稚園の先生たちも、教会学校の補助をしてくれています。

 

 教会学校に来ると、園で共に過ごしたお友達や先生たちに会えます。

 子どもたちが成長していく過程で、楽しいことや嬉しいことばかりでなく、時につらいこと、苦しいことを経験する時が訪れるかもしれません。

 そんな時、ぜひ「明星幼稚園」を、「山口教会」を思い出してください。

 そこに集い、幼稚園時代を過ごした空間で、懐かしい人々と再会する。幼稚園時代に毎日の礼拝で聞いた聖書のことばや、讃美歌に触れ、自分が守られていることを、愛されていることを再確認する。

 その体験は新しい「生きる力」へとつながります。

 

 子どもたちが在園する3年間、あるいは6年間という短い時間だけではなく、卒園してからも、地域の子どもたちと一緒に「ただいま~」と、帰ってこられる場を創り続けていきたいと願っています。