心の健康に目を向ける

5月17日(土)の朝日新聞に以下のような記事が掲載されていました。

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国連子どもの権利委員会の日本人初の委員長である大谷美紀子氏は、1989年に採択された「子どもの権利条約」において、子どもが権利の主体として認められたことの重要性を強調しています。日本は1994年にこの条約を批准しましたが、子どもの権利に関する意識や制度の整備は他国と比べて遅れていると指摘しています。特に、子どもが自らの意見を表明し、それが尊重される環境が十分に整っていない点が問題視されています。

大谷氏は特に子どもの「精神的幸福度」の低さに注目しています。

ユニセフの調査によれば、日本の子どもは身体的には健康であるものの、精神的な幸福度が低いとされています。これは、子どもが自らの意見を表明し、それが尊重される環境が不足していることが一因と考えられます。

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日本の子どもは勉強・習い事・周囲への“いい子プレッシャー”が精神的ストレスになっていると記事の中で指摘されています。

 

周囲の大人にできることは何でしょうか。

・「今日、どんなことがうれしかった?」と感情に寄り添う声かけ

・子どもの「かなしい」「こわい」も受け止めて、「そっか」と共感

 

「ありのままのあなたが大切で大好きなのよ」と毎日声をかける。「そのままで愛されている」と感じる経験が、子どもの幸福感、自己肯定感を高めます。

 

それらは、わたしたち明星幼稚園がキリスト教保育においてもっとも大切にしていることの一つでもあります。

これからも子どもたちにたくさんの愛を注ぐ保育を行ってまいりたいと思います。